【最新】人材派遣会社に依頼する!おすすめ、ランキングなどではなく本当の調べ方をプロが教えます。
全国には約40,000の派遣会社(労働者派遣事業許可事業所)が存在します。(出典:一般社団法人日本人材派遣協会「労働者派遣事業の令和元年6月1日現在の状況(労働者派遣事業・都道府県別)」
全国には約40,000箇所の人材派遣事業所が登録されています。(事業所とは、派遣会社の支社や支店や営業所なども含みます。)そのため、企業で人材派遣の活用を考え調べていただくと
『人材派遣会社が多すぎて、よくわからない』
『どこの派遣会社に頼んだらいいのか、分からない』
と思われる企業の担当者も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、派遣の選び方のポイントと基本知識となる「登録型派遣(有期雇用派遣)、常用型派遣(無期雇用派遣)、紹介予定派遣」をご説明しておりますので派遣会社選びの参考にしてください。
後半では、人材派遣会社のビジネスモデルも含めて人材派遣会社のリアル書いておりますので、基本の内容を知っている方は後半の部分だけでもお読み頂き参考にして下さい。
初心者でも簡単!人材派遣についてのノウハウ
「東京都の人材派遣会社についてはわかったけど、そもそも人材派遣ってどういう仕組みなの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。続いては、人材派遣の種類やノウハウを初心者にもわかりやすく解説します。
人材派遣の具体的な仕組み・種類、活用する上でのメリット・デメリットについても紹介するため、人材派遣について知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
~人材派遣とは~仕組みをご紹介
人材派遣とは求職者が人材派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社が契約している企業に就業する働き方のことです。人材派遣は、基本的に就業先の勤務形態に準じますが、実際に働く企業と契約を結ばない点が最大の特徴です。
しかし、給与や福利厚生・雇用に関する条件に関しては雇用主である人材派遣会社に従うため、残業や人材派遣会社との契約にない業務を行う必要はありません。
求職者のライフスタイルを優先して、企業に就業可能です。また、企業側も人材派遣会社と契約することで、すぐに必要な人材を確保できます。さらに、自社のスタイルに適した人材を素早く確保できるため、近年人材派遣会社の需要が高まっています。
人材派遣の種類
人材派遣には、大きく分けて以下の3つの種類が存在します。
・登録型派遣(有期雇用派遣)
・常用型派遣(無期雇用派遣)
・紹介予定派遣
それぞれ解説します。
登録型派遣(有期雇用派遣)
登録型派遣とは、「有期雇用期限」と呼ばれるスタッフの雇用期間を定めて、就業する勤務形態です。本来、社員を雇用する場合は一定のコストと育成期間が必要ですが、登録型派遣は一定期間の雇用となるため、比較的コストを抑えて人員確保することが可能です。
さらに、人材派遣会社にスタッフ確保の依頼を行ってから、採用まで最短即日・遅い場合でも2週間以内には人員を確保できます。自社の業務内容に沿った人員を得られるため、教育の必要もありません。そのため、コストを抑えて素早く人員を補充したいと考えている場合には最適と言えるでしょう。
どれだけ優秀な人材を確保したとしても、雇用できる期間は平均3年間と決まっています。3年以上継続して自社で雇用したいと思う人材がいる場合は、正式に迎え入れるようにしましょう。
登録型派遣(有期雇用派遣)はこのような企業におすすめです。
・自社に必要なスキルや経験を持った人員を確保したい
・一定期間だけ人員を確保したい
常用型派遣(無期雇用派遣)
常用型派遣とは、無期限で同じ人員を雇用し続ける勤務形態です。勤務期間に制限がないため、自社に適したスキル・経験を持った人材を雇用し続けられる点が特徴です。長期間雇用が約束されていることで、確保した人材のモチベーションやスキル向上も見込めるため、登録型派遣よりも高い定着性があります。
しかし、長期間同じ人物を雇用するため、登録型派遣よりもコストがかかります。正社員として雇用するよりはコストを抑えられますが、登録型派遣よりも2割前後コストアップするため、あらかじめ注意しましょう。
常用型派遣(無期雇用派遣)はこのような企業におすすめです。
・正社員よりもコストを抑えて同じ人材を雇用し続けたい
・雇用した後も人材のモチベーションやスキル向上を保ちたい
紹介予定派遣
紹介予定派遣とは、派遣会社に’登録されている人材を正社員となる前提で雇用する勤務形態です。数ヶ月間勤務してもらい、自社に適した人材なのか、本当に正社員として採用しても良いのか判断できる点が特徴です。正社員を新たに採用するとコストがかかるため、雇用リスクを最大限抑えて人材を確保できます。
ただし、正社員として雇用が決定した場合、一定期間の人材派遣コストが発生します。本来、正社員として雇用する場合は、採用する前にコストはかかりません。そのため、どうしても採用前に働き方や意欲、スキルが自社に合っているか確認した場合に利用しましょう。
紹介予定派遣はこのような企業におすすめです。
・正社員として雇用前に適した人材か見極めたい場合
・雇用後のトラブルをなるべく減らしたい
人材派遣会社を活用する上でのメリット
続いては、人材派遣会社を活用する3つのメリットを紹介します。
一定期間だけ人材を雇用できる
人材派遣会社を活用することで、必要な期間だけ人材を雇用できます。例えば、「繁忙期の半年間だけ人材が必要」「産休スタッフが戻ってくるまで人材が必要」などが考えられます。人材派遣会社によっては、細かい期間設定ができるため、人員計画を立てやすいと言えるでしょう。
すぐに人材を確保できる
人材派遣会社は複数名をすぐに雇用させられる人材を登録しているため、依頼から採用までが早いです。従来通り、正社員を確保する場合は、求人応募から面接・検討・採用のように、現場に人材がくるまでに時間がかかります。
しかし、人材派遣会社を利用することで、必要なタイミング・人数をすぐに確保できるため、大きなメリットと言えるでしょう。
人件費を削減できる
本来、人材確保には、求人展開・福利厚生など、さまざまなコストが発生します。しかし、人材派遣会社を活用することで、採用や雇用にかかる人件費を大幅に削減可能です。
また、ある程度スキルや経験を持った人材を採用できるため、人材教育のコストも抑えられるでしょう。
人材派遣会社を活用する上でのデメリット
人材派遣会社を活用する2つのデメリットを紹介します。
人材を直接選べない
人材派遣会社を利用する際、条件を提示して人員を確保できますが、具体的な要望や人材の指定はできません。
自社で人材を採用する場合は採用してから雇用するため、希望した人材を確保できない可能性があります。
正社員とのバランスを保つのが難しい
登録型派遣で人材を確保する場合、一定期間を過ぎると契約が終了するため、既存スタッフとの関係性が希薄になる傾向があります。また、正社員と依頼する業務内容のバランスが難しい可能性が高いです。
人材派遣会社を活用する上でよくある質問
人材派遣会社を活用する上で、よくある5つの質問を見てみましょう。
人材派遣会社の費用の相場はどれくらい?
人材派遣会社の費用相場は、以下の通りです。※地域や業種により異なります。
料金 | 拘束時間 | 休憩時間 |
約18,000円 | 8時間 | 1時間 |
約13,000円 | 6時間 | 30分 |
約8,000円 | 3時間 | なし |
派遣会社に問い合わせるとどうなるの?
派遣会社に問い合わせた場合、多くの場合は営業電話がかかってきます。
比較検討段階で電話対応が面倒だと感じる方は「ヒトクル」に問い合わせください。
派遣会社はどうやって比較検討すれば良いの?
正直、比較は非常に難しいくなっているのが、現在の人材派遣業界です。
以前は、
・人材派遣会社のトップページの内容
・スタッフの登録者数
・求人内容
が主流でしたが現在であまり当てになりません。
理由は、上記の3点では大手人材派遣会社のみになってしまい、比較が偏ってしまうからです。
現在のポイントはどうしたいのかを明確にすることです。
・どんな仕事でどんな業務を依頼したいのか?
・いつから依頼したいのか?
・予算の額はいくらなのか?
これらを明確にすることで、派遣会社に依頼がしやすくなるので、比較もしやすくなります。
発注後の紹介される人材とのミスマッチを防げる可能性があります。
派遣が対応できない業務はあるの?
対応できない業務は、以下の通りです。
・警備業務
・建設業務
・港湾運送業務
・医療関連業務
・士業務
上記業務は、派遣業務が法で禁止されています。万が一携わった場合は、労働者を派遣した派遣会社に1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられます。
発注するなら大手と特化型のどっちが良いの?
自社の状況・目的に合わせて選択が必要です。大手と特化型では、取り扱う案件・人員内容が大きく異なるため、依頼前に検討しましょう。
では、実際の人材派遣会社の探し方の手順は?
①依頼内容を明確にする(業務内容、いつから)※出来たら金額も
②①を元にネット検索や求人広告で調べる
※ネット検索は、【営業 派遣】【看護師 派遣】【経理事務 派遣】などで検索
※ネット検索は、ほぼ大手の広告費をかけている会社のみが出てきます。
※求人広告は、【はたらこねっと】【エン派遣】【リクナビ派遣】【ジョブリンク】などの派遣専門求人広告で依頼した職業を検索して出てきた派遣会社
※その他求人広告、派遣とアルバイト両方出している媒体の【バイトル】【タウンワーク】【フロム・エー・ナビ】【エンバイト】などの検索ワードに依頼した業種を入力して募集が『派遣』になっている派遣会社を探す
③見つかった派遣会社に直接連絡を取る(問い合わせや、電話)
④派遣会社と打ち合わせをする
⑤最終的に依頼するかを決定する。
以上が基本的な手順です。
しかし、この基本的は手順ではネット広告(リスティング)を出している派遣会社や大手広告に求人を出している派遣会社のみになってしまうのでベストマッチとは言い切れません。
なぜなら、派遣会社では求人広告を出す以外で人材を集め人材を教育し派遣をしている派遣会社が増えているからです。
当たり前のことですが、求職者の人材は広告を見てその仕事をやろうと思って派遣会社に応募します。そのため大量募集であれば派遣会社もそのお仕事に合わせて広告を作成し対応できますが、小規模の募集ですと広告に費用をかけてまでの募集活動が出来ません。こういったことから大量募集や1名からの高額依頼でないと派遣会社は広告費を捻出することが出来ず、ベストマッチした人材を募集することが出来ないのです。
そのため、ほとんどの派遣会社は募集がある程度見込める業務で広告を出して登録に来た人材に対して、派遣会社側から「こんな仕事が、こんな条件であるので、働いてみませんか」と提案をして就業につなげます。
さらに、類似の広告で来た人材に提案する際も人材派遣会社もビジネスとしてやっているので少しでも収益が高く見込める案件から優先に紹介していきます。
もしくは、人材を人づてや大手求人広告以外の方法で集めることが出来ている派遣会社であれば小規模な募集にも対応できますが、こういった派遣会社をネットなどで探しても見つけることが難しくなってきます。
なぜ、マッチした人材派遣会社を見つけるのが難しいのか
ココで、人材派遣会社のビジネスモデルにも目を向けてみましょう。
人材派遣会社のビジネスモデルは、企業から業務(案件)の依頼を受け、該当する人材を派遣して収益を得ています。
しかし、これは単純な内容です。
細かく流れを含めてご説明します。
- 企業から業務(案件)の依頼を受ける
- 1に合わせて求人広告を作成する
- 2の求人広告を見て応募してきた登録スタッフの対応をする
- 登録スタッフが1の案件に対応できるか確認をする
- 1の案件に該当するスタッフであれば、企業に紹介する
- 紹介したスタッフの社会保険や雇用保険の対応をする
- 勤務しているスタッフのフォローアップをする
これが、基本的な流れのため
人材派遣会社は、広告費、スタッフの給与、社会保険や雇用保険の会社負担額、スタッフフォローや登録スタッフの対応にかかる人件費などがかかります。
そのため、マージン率の記事にも書いたように人材派遣会社が営業利益として残るのは1.2%程度となります。
だからこそ、人材派遣会社は独自の人材募集の方法で人材を集めたり、独自の方法で新規企業を集めたりしていかないと立ち行かなくなってしまいます。この独自性が人材派遣会社をネットだけで探すのが困難な理由です。
大量募集でかつ相場に合った業務の依頼であれば派遣会社も通常の求人広告を出して依頼対応していけるのですが、相場が合っていても10名以下の募集になると派遣会社も広告費を捻出することが難しく、企業との打ち合わせをして業務のヒアリングをしても人材の紹介がされないのもこういった理由からです。
まとめ
ココまでお読みいただきありがとうございます。依頼はめんどくさそうだと思った方は是非【ヒトクル】にお問い合わせ下さい。
質問や相談だけでもご相談下さい。人材派遣会社探しも完全無料でお探しいたします。
ヒトクルから人材派遣会社をお探しの企業様にご請求することは一切ございません。
※人材派遣会社と契約が開始してもヒトクルからのご請求はございません。
人材派遣会社への依頼をご検討中の企業のご担当者様でどうしても探したい方は、
人材派遣会社の依頼の仕方する際のポイント5点をしっかりと把握して、依頼したい業務を出来るだけ明確にして、大手にするのか特化型にするのかをある程度決定してから依頼することをおすすめします。
探した方としては、探し方の手順を参考に探されるのが良い思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。