『2023』人材派遣会社の比較!派遣活用のメリットと特徴の比較
2020年から2022年はコロナの影響により労働市場は、在宅勤務やフレックス勤務などが非常に進み、大きな変化の期間だったといえます。
2023年はこの変化が落ち着き、多種多様な働き方が少し定着していく年となるでしょう。
そして、大手企業の採用もコロナ前に近い回復をしており、2023年卒の新卒は売手市場が続いております。
有効求人倍率も2022年1月全国平均【1.20】から12月には0.25ポイント増の【1.35】となっており、1ポイントを切っているのは、神奈川県と沖縄県の2県のみで、全体的に1ポイント以上となっており、人材の確保が厳しくなっている状況です。
2023年は確実、有効求人倍率も増加し、24年卒の新卒市場も売手が続くと予想されます。
こうした事から、2023年は2022年よりも人材の確保が困難になる
こうした人材不足から、どうしたら少しでも良い人材を確保する事ができるのか?
方法としてはいろいろあります。
例えば
・広告宣伝の拡大
・業務整理
・アウトソーシング
・人材派遣、人材紹介の活用
など
広告宣伝の拡大
広告宣伝の拡大は、広告の露出を増やし認知度を上げ、応募につなげる方法ですが、どうしても広告費が選考してしまい、人材確保が不安定になってしまう。
業務整理
業務整理は、そもそも人材の確保というより社内の業務をもう一度見直し、現在の従業員で効率化を進め、コストを削減につながるのですが、どうしても限界があり業務整理をしても人材不足が変わらないことも多くあります。
アウトソーシング
アウトソーシングは、自社の業務の一部を外部に依頼して業務を遂行してもらう。
費用はかかるもののアウトソーシングできる業務であれば、非常に効率的といえることも多くあります。しかし、アウトソーシングの費用が人材採用費を超えてしまうことが多いことや自社業務よりも業務改善がどうしても遅くなってしまう傾向がある。
人材派遣、人材紹介の活用
人材派遣、人材紹介の活用は、人材が紹介されてからの費用発生なので、広告宣伝の拡大よりは確実性が高く、費用も抑えることが出来ます。
人材派遣や人材紹介のメリットは、業務の指揮命令ができるのでアウトソーシングよりも業務改善が早く対応ができるのがメリットです。
しかし、そもそもの人材の提供を受けることが出来るのかと言う懸念点はあります。
今回は人材派遣、人材紹介を活用するに当たって派遣会社のポイントをお伝えします。
人材派遣企業の選び方について
人材派遣企業の選び方で、一般的に言われているのが下の4つのポイントを押さえておきましょうと言われることが多いです。
・登録スタッフ数
・派遣形態
・対応職種
・対応エリア
このうち、重要なのは下の3つです。実は登録スタッフ数はそこまで重要ではありません。
この説明は、後半でご説明いたします。
代表的な派遣会社をご紹介
【リクルートスタフィング】総合人材派遣の代名詞といえる派遣会社(PR)
リクルートスタッフィングは総合人材派遣会社の代名詞と言える派遣会社でいろいろな検索でもトップや広告で出てくる事が多い派遣会社です。現在では、オフィス系業務(一般事務や経理事務)など業務をメインとして取り扱っている派遣会社です。オフィス系業務が多いため在宅ワーク用のパソコンや通信機器の貸出しもある派遣会社です。
登録スタッフ数 | 約104万人 |
派遣形態 | 一般派遣・常用派遣・紹介予定派遣 |
対応職種 | オフィスワーク・エンジニア・介護・販売・営業 など(全職種) |
対応エリア | 日本全国 |
本社 | 東京都中央区銀座8-4-17 |
HP | https://www.r-staffing.co.jp/cl/ |
【ランスタッド】外資系に強い派遣で、製造業が多い派遣会社(PR)
ランスタッドは外資系の派遣会社の特徴をいかし、外資系企業のクライアントを多く持っているのも特徴で、通常のオフィス業務ももちろんですが、外国語を使う業務も多くあります。製造業にも力を入れており製造系案件も多く取りそろえている派遣会社です。
登録スタッフ数 | 約95万人 |
派遣形態 | 一般派遣・常用派遣・紹介予定派遣 |
対応職種 | オフィスワーク・製造・工場・物流・通訳 など(全職種) |
対応エリア | 日本全国 |
本社 | 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート21F |
HP | https://services.randstad.co.jp/ |
【テンプスタッフ】女性向けのサービスが充実(PR)
テンプスタッフは、大手パーソルグループの派遣会社で、オフィス系業務(一般事務、経理事務、コールセンター)など業務をメインとして取り扱っている派遣会社です。女性向けサービスが充実している派遣会社でもあり「リフレッシュ&エンジョイ」と言う福利厚生もありライフサポートやクッキングやカルチャー教室などの割引などもある派遣会社です。
登録スタッフ数 | 約700万人(グループ合計) |
派遣形態 | 一般派遣・常用派遣・紹介予定派遣 |
対応職種 | オフィスワーク・販売・営業・介護・軽作業 など(全職種)> |
対応エリア | 日本全国 |
本社 | 東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー |
HP | https://www.tempstaff.co.jp/client/ |
【スタッフサービス】オフィスワークで日本一といえる派遣会社
スタッフサービスは、リクルートグループの派遣会社です。リクルートグループになる前から「オー人事」とCMでも有名になった派遣会社社です。当時からスタッフサービスはオフィス系業務に力を入れておりスタッフサービスが抱える業務の半分以上は事務系業務となっています。もちろん、オフィス系業務だけでなく、設計・開発、TI、介護・医療、製造などの業務も対応しています。
登録スタッフ数 | 約120万人 |
派遣形態 | 一般派遣・常用派遣・紹介予定派遣 |
対応職種 | オフィスワーク・ITエンジニア・介護・など(全職種) |
対応エリア | 日本全国 |
本社 | 東京都千代田区神田練塀町85 JEBL秋葉原スクエア |
HP | https://www.staffservice.co.jp/client/ |
【マンパワーグループ】介護職とITエンジニアに強い派遣会社
マンパワーグループは日本で最初の人材派遣会社で世界中に展開している派遣会社です。
オフィス業務にも強いのですが、介護・福祉・医療にも強みがあり、全国に専門のケアサービス支店展開しています。ITエンジニアもヘルプデスクからアプリケーション開発、セールスエンジニアまでも幅広く対応している派遣会社です。
登録スタッフ数 | 約67万人 |
派遣形態 | 一般派遣・常用派遣・紹介予定派遣 |
対応職種 | オフィスワーク・ITエンジニア・介護・など(全職種) |
対応エリア | 日本全国 |
本社 | 東京都港区芝浦3-1-1 田町ステーションタワーN 30階 |
HP | https://www.manpowergroup.jp/ |
【パソナ】官公庁・自治体に強い派遣会社
パソナは全国の自治体との連携が強い派遣会社です。一般的は派遣会社よりも自治体案件を多く対応している派遣会社です。地域活性にも協力している派遣会社です。
登録スタッフ数 | 約153万人 |
派遣形態 | 一般派遣・常用派遣・紹介予定派遣 |
対応職種 | オフィスワーク・ITエンジニア・介護・など(全職種) |
対応エリア | 日本全国 |
本社 | 東京都港区南青山3-1-30 |
HP | https://www.pasona.co.jp/clients/service/ |
【アデコ】登録者の満足度が高い派遣会社(PR)
アデコは、登録者からの満足度が高い派遣会社です。福利厚生が充実しているのもそうですが、アデコミュと言うスタッフ同士のコミュニケーションも盛んに取り組んでいる派遣会社です。オフィスワークに強く、資格取得やスキル獲得に意識が強い人材が多いと言われている派遣会社でもあります。
登録スタッフ数 | 約65万人(グループ合計) |
派遣形態 | 一般派遣・常用派遣・紹介予定派遣 |
対応職種 | オフィスワーク・ITエンジニア・介護・など(全職種) |
対応エリア | 日本全国 |
本社 | 東京都千代田区霞が関3-7-1 霞ヶ関東急ビル |
HP | https://www.adecco.co.jp/client |
【メイテック】エンジニアに特化した派遣会社
メイテックはエンジニアに特化した派遣会社です。IT系に特化した派遣会社は多くあるのですが、メイテックは機械や電気・電子系のエンジニアにも強い派遣会社で多くの機械、電気・電子系の企業とつながりが強い派遣会社です。
登録スタッフ数 | 約1.3万人 |
派遣形態 | 常用派遣(一般派遣・紹介予定派遣) |
対応職種 | エンジニア・ITエンジニア・オフィスワーク など(全職種) |
対応エリア | 日本全国 |
本社 | 東京都台東区上野1-1-10 オリックス上野1丁目ビル |
HP | https://www.meitec.co.jp/ |
【日総工産】生産・製造・機械・技術に強い派遣会社(PR)
日総工産は、製造系に強い派遣会社です。独自のカリキュラムがあり教育研修を受託したり講師を派遣したりなどもできる、派遣会社です。
登録スタッフ数 | 約1.5万人 |
派遣形態 | 常用派遣(一般派遣・紹介予定派遣) |
対応職種 | 製造・工場・エンジニア・オフィスワークなど(全職種) |
対応エリア | 日本全国 |
本社 | 神奈川県横浜市港北区新横浜1-4-1 |
HP | https://www.nisso.co.jp/ |
【ウィルオブ・ワーク】社員が業界経験者であるのが特徴の派遣会社(PR)
ウィルオブ・ワークは、入社社員に対してクライアント先に配置することにより業界の経験を積ませてから、法人営業を担当させるため、業界の知識がある社員が多く業界の独自のルールやポイントを理解している社員が多いのが特徴です。
登録スタッフ数 | 約78万人 |
派遣形態 | 一般派遣・常用派遣(ハイブリッド)・紹介予定派遣 |
対応職種 | オフィスワーク・販売・営業・介護・軽作業 など(全職種) |
対応エリア | 日本全国 |
本社 | 東京都新宿区新宿3-1-24 京王新宿三丁目ビル3F |
HP | https://willof-work.co.jp/ |
人材派遣とは・・・
人材派遣は、労働者派遣法(労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律)によって「自己の雇用する労働者を、当該雇用関係の下に、かつ、他人の指揮命令を受けて、当該他人のために労働に従事させることを業として行うこと」と定められています。
つまり、「労働者が雇用契約を結ぶ会社(派遣会社/派遣元)」と「実際に仕事をする会社(派遣先)」が別であるということを表します。
正社員や契約社員、アルバイト・パート従業員は企業と直接雇用契約を結んで雇用契約を結んだ会社で働くことになりますが、派遣スタッフが雇用契約を結ぶのは派遣会社(派遣元)です。しかし、業務上の指揮命令については派遣先企業から受けることになります。
派遣会社を選ぶときの4つのポイントについて
- 登録スタッフ数
- 派遣形態
- 対応職種
- 対応エリア
実は、登録派遣スタッフはそんなに関係ない!
先に重要な3つについてご説明します。
派遣形態について
お給与の支払や福利厚生については、派遣先の企業ではなく雇用元である派遣会社から支払われます。派遣先企業は派遣スタッフ(派遣社員)の稼働時間あたりの時間単価としての派遣料金を派遣会社に支払うことになります。
人材派遣には、大きく分けて以下3つの種類が存在します。
- 登録型派遣(有期雇用派遣)
- 常用型派遣(無期雇用派遣)
- 紹介予定派遣
それぞれ解説します。
登録型派遣(有期雇用派遣)
特徴
登録型派遣とは、「有期雇用期限」と呼ばれるスタッフの雇用期間を定めて、就業する勤務形態です。
本来、社員を雇用する場合は一定のコストと育成期間が必要ですが、登録型派遣は一定期間の雇用となるため、比較的コストを抑えて人員確保が可能です。
さらに、人材派遣会社にスタッフ確保の依頼を行ってから、採用まで最短即日・遅い場合でも2週間以内には人員を確保できます。
自社の業務内容に沿った人員を得られるため、教育の必要もありません。そのため、コストを抑えて素早く人員を補充したいと考えている場合には最適と言えるでしょう。
また、契約した人材派遣会社によっては、思うようなスキルを持った人材がいない場合があります。基本的に雇用時は面接を実施しないケースが多いため、採用後に自社に合わないこともあるでしょう。
さらに、どれだけ優秀な人材を確保したとしても、雇用できる期間は平均3年間と決まっています。
3年以上継続して自社で雇用したいと思う人材がいる場合は、正式に迎え入れるようにしましょう。
こんな企業におすすめ
- 自社に必要なスキルや経験を持った人員を確保したい
- 一定期間だけ人員を確保したい
常用型派遣(無期雇用派遣)
特徴
常用型派遣とは、無期限で同じ人員を雇用し続ける勤務形態です。勤務期間に制限がないため、自社に適したスキル・経験を持った人材を雇用し続けられる点が特徴です。
長期間雇用が約束されていることで、確保した人材のモチベーションやスキル向上も見込めるため、登録型派遣よりも高い定着性があります。
しかし、長期間同じ人物を雇用するため、登録型派遣よりもコストがかかります。正社員として雇用するよりはコストを抑えられますが、登録型派遣よりも2割前後コストアップするため、あらかじめ注意しましょう。
こんな企業におすすめ
- 正社員よりもコストを抑えて同じ人材を雇用し続けたい
- 雇用した後も人材のモチベーションやスキル向上を保ちたい
紹介予定派遣
特徴
紹介予定派遣とは、派遣会社に’登録されている人材を正社員となる前提で雇用する勤務形態です。
数ヶ月間勤務してもらい、自社に適した人材なのか、本当に正社員として採用しても良いのか判断できる点が特徴です。
正社員を新たに採用するとコストがかかるため、雇用リスクを最大限抑えて人材を確保できます。
ただし、正社員として雇用が決定した場合、一定期間の人材派遣コストが発生します。本来、正社員として雇用する場合は、採用する前にコストはかかりません。そのため、どうしても採用前に働き方や意欲、スキルが自社に合っているか確認した場合に利用しましょう。
こんな企業におすすめ
- 正社員として雇用前に適した人材か見極めたい場合
- 雇用後のトラブルをなるべく減らしたい
対応職種について
対応職種については、とてもシンプルです。
依頼したい業務が対応できなければ、対応できないのですからどんなに好条件でも派遣はしてくれません。
※ここで注意!!
対応していない業種でも、派遣会社側が「ウチはその業務には、対応しておりません。」とは言うことはほとんどないので注意が必要です。
そのため、数社は問い合わせることがおすすめです。
(依頼したい業務に近い写真がある派遣会社HPにある場合は、対応していることが多いです)
対応エリアについて
コレも、対応職種と同様にとてもシンプルです。
派遣できる対応エリアですから、エリアについて派遣会社も対応できるできないある程度伝えてくれることが多いので、ハッキリと派遣会社に聞いてみてください。
最後に・・・
なぜ登録スタッフ数はそんなに重要ではないのか・・・?
既に気づいている方もいるとは思いますが、登録スタッフ数とは派遣会社に過去から現在までの登録したことがある累計の数字です。
この登録とは、個人情報として預かっていると言うだけです。そのため、登録者に対してアクションができるという意味では多少の可能性はありますが、10年前の登録であったとして登録スタッフ数にカウントされています。
そして、この個人情報も常に最新版として更新しているわけでもないので、「電話番号」「メールアドレス」「住所」などが変わっていても昔のままと言うことです。
すぐに動ける人がいるわけでもなく、紹介できると言うわけではないのです。そのため登録スタッフ数はほとんど気にしなくて良い数値と言えます。
まとめ
派遣会社に依頼するときは、派遣会社との契約を数社結ぶことがおすすめです。
そして、大手ばかりではなく依頼したい業務に強い派遣会社を何社か見つけておくことも重要です。派遣会社の活用は、ビジネスチャンスを逃さないためにも、すぐに人材が必要なくても今後のために数社と契約しておくことをおすすめしております。
派遣会社探しは、比較、ランキング、口コミなど掲載されていますがコレは参考の一つとして、派遣会社と直接話していただいて本当に合う担当者も見つけていただきたいです。
派遣会社を是非、ビジネスパートナーとして契約することをおすすめします。
派遣や人材採用のお悩みは「ヒトクル」に相談ください。